コロナ禍においては、学校の授業も従来の方法から変更を余儀なくされ、オンラインを導入するところが増えています。しかし、その学習効果を不安視する保護者は少なくありません。ハーバード大学、東京大学、開成高校のそれぞれで教鞭をとったベテラン教育者で、東京大学名誉教授・北鎌倉女子学園学園長の柳沢幸雄氏が、子どもたちの現状を伝えるとともに、不安を抱える親へアドバイスします。※本連載は、『「頭のいい子」の親がしている60のこと』(PHPエディターズ・グループ)より一部を抜粋・再編集したものです。 「国際」と名のつく学校の「国際度合い」を確認 最近では、「国際」と名前がつく中学校や高校が多くなりました。高校では、私立だけでなく、都立、県立などの公立にも多くなっていることに目を見張ります。どんなふうに「国際的」なのかは、学校によって違います。 授業の多くを英語で行う学校もありますし、帰国子女や留学してきた外