「ボーイズラブ」にはまる「少女」たち
私は「変な人」マニアだ。マニアといってもフェティシスムのようにそれらを「所有」したいとは思わないが。 現実から乖離した「変な人」ほど私にとってはリアリティがある。「オタク」というシニフィアンを好んで分析するのもそのせいかもしれない。 変な人の言葉は、日常に蝕まれた私の中にはない言葉が多い。新しい言語という意味ではなく、彼らとの会話の中で使う言語が違う意味を持ったりすることを言っている。 だから私は学生時代から、ゲイバーやビアンバーを飲み歩いていた。ショー関係をするところはお金が高いのでなかなか行けなかったが、社会人になって行った六本木の「金魚」のショーには感動した。無理矢理連れて行った友達は微妙な顔をしていたが。宝塚歌劇は好きな子だったので大丈夫だと思ってたがそうでもないらしい。 私はいわゆるヘテロ＝異性愛者だ。好奇の目で同性愛者を見ていると言われたら反論しようがない。しかし同性愛者に限ら
「被害妄想」と「被害の誇大妄想化」
ものすごいおぞましい状況にいたんだな、と一晩寝て起きて思った。 「被害妄想」と「被害の誇大妄想化」。 ここ重要だな。臨床的に。 自分が受けた心的ダメージを、「差別」などといった社会問題的な言葉で表現することで、隠喩を利用して、周囲の他者から転移されようとする。 転移関係が成立した他者がいれば、その数が多ければ多いほど、ただの「個人的な感情のもつれ」が「差別」として成立する。 ここには転移関係の成立があり、イマジナールな快楽がある。それが原動力となり、実態はただの「個人的な感情のもつれ」が「差別」として誇大妄想化していく。 これが「被害の誇大妄想化」。 被害妄想とは別物だ。 これはむしろリビドーを原動力にしている。 死の欲動の結果としての症状ではない。 すげー怖い。まじで怖い。なんて言っていいのかもう。 こういう人たちの存在は、知ってたんだが。 祖父母の家に集まっていたジジババたちに似ている
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