好きな人を“見る男性”と“見ない女性” 職場や学校など、ある特定の共同体内で男が片思いをしている場合、たいていそれは視線の方向によってわかる。要はその対象となる人を穴があくほど、とことん見るのである。相手の子の一挙手一投足を、ああかわゆいな、きれいだな好きだなと、目で見て愛でて楽しむのだ。 キモイと罵るな、たぶんみんなそれをやってるんだから。 しかしこの習性みたいなものが、女の子に対してもそのまま適応するのかというと、そうではない。それを最近女の子から聞いて思った。 女の子に片思いの相手がいる場合、それは相手を「見ない」という行動で表れる。もちろん見たくないことはないだろうけれど、ジロジロ相手を見てしまうと下手すれば自分が好きなことを相手にバレてしまうかもしれない。そういった恐れから、逆に相手のことを不自然なほど見ないという習性になって具現化するというのだ。 ここらへん、もちろん男にも自分