ネットワークに接続することの利点は、情報を共有化できることであり、交換される全情報は誰もが理解できる必要があります。人が手紙やメールをやりとりする場合に、辞書で漢字や意味を確認したり熟語の使い方等を参照するように、データディクショナリは、ネットワークに接続する装置毎のアプリケーションソフト開発者が参照する全てのデータとその使い方が定義されているデータ集合体の総称です。 一般的な例として手紙を書く際の作業に対応させると、下図のような関係になります。 データディクショナリは、まさに手紙を書くのに必要な単語の意味や使い方を表した辞書に対応し、通信されるデータの定義や品質等を規定するものです。手紙では単語を組合せて文を作りますが、1つの文、すなわち伝えたい内容のひとかたまりがデータセットに対応します。伝えたいことが2つある場合は2つのデータセットを使います。手紙は、時候の挨拶、本文、結びの言