配布された線量計を手にする児童ら=21日午後0時54分、福島県川俣町、日吉健吾撮影 東京電力福島第一原発事故の影響で、町の一部が「計画的避難区域」に指定された福島県川俣町で21日、幼稚園や保育園の園児、小中学校の児童・生徒ら計約1500人に簡易型の線量計が配布された。子どもたちは線量計を首から下げ、使い方を教わった。 町が「保護者の不安を取り除く必要がある」として実施。放射線量の調査を進めている近畿大学の協力で1年間計測を続ける。線量計は3カ月ごとに近畿大が回収し、積算線量を調べて町に報告する。 子どもに対する線量計の配布は、福島市や伊達市も実施を決めている。