カリフォルニア大学バークレー校の研究グループが、インドネシアのスラウェシ島で非常に珍しい生態のカエルを発見した。なんとこの新種のカエルはヘビのように鋭い牙を持つうえに、卵ではなく直接オタマジャクシを産んで子孫を増やすという。両生類と哺乳類の中間のような性質を有しており、関係者の間で非常に注目されている。 Limnonectes larvaepartusと呼ばれるこの種のカエルは10年ほど前からインドネシアに存在することが知られていたが、詳細な繁殖のメカニズムは分かっていなかった。Limnonectes larvaepartusが本当に直接オタマジャクシを産むところを偶然発見できたのは、学会にとって非常に貴重な資料と言えよう。 ちなみに、現在カエルは世界中に6000種以上存在しているが、その大半は産卵によって繁殖を繰り返している。産卵期になると、オスはゲコゲコと特有の鳴き声を上げてメスを呼び
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