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  • 恒星間宇宙船で起こる密室大量殺人事件──『六つの航跡』 - 基本読書

    六つの航跡〈上〉 (創元SF文庫) 作者: ムア・ラファティ,加藤直之,渡邊利道,茂木健出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2018/10/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見る六つの航跡〈下〉 (創元SF文庫) 作者: ムア・ラファティ,加藤直之,渡邊利道,茂木健出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2018/10/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見る宇宙船、それも地球から遠く離れた場所を航行する恒星間宇宙船で起こる殺人事件は、なかなかに乙なものである。電波も途絶え人の行き来もできなくなった雪山や孤島よりも自然に外部との通信途絶、また登場人物の限定が行える(何百光年も離れていれば通信など届きようがないしね)。恒星間宇宙船は殺人にうってつけの舞台だ。 なので、宇宙船という密室状況下で起こる殺人事件を描く作品自体は数多く存在するのだが、このムア・ラファティ『六つの航跡

    恒星間宇宙船で起こる密室大量殺人事件──『六つの航跡』 - 基本読書
  • 避けられぬ運命を回避する──『ホラー映画で殺されない方法』 - 基本読書

    ホラー映画で殺されない方法 作者: セス・グレアム=スミス,ネイサン・フォックス,入間眞出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2018/07/23メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るホラー映画というものは人が死ぬものだ。まず映画がはじまってすぐに、一人(もしくはそれ以上)殺される。この世界の”ルール”──どんな殺人者(あるいは怪異)がいて、どのような基準で人を殺すのか、どのように残忍な殺し方を、どれだけの規模でするのか──を説明する”チュートリアル”だからこの最初の一人は絶対だ。その後、映画の時間と主要登場人物の多さに概ね比例して死者数は増大していく。 なるほどホラー映画で人が死ぬのが避けられないとしたら、もし我々がいつのまにかホラー映画の世界に参加してしまっていたら、どのような行動をとったら生き延びられるのだろうか? と、タイトルでそれ以外の内容を推測するのも難しい

    避けられぬ運命を回避する──『ホラー映画で殺されない方法』 - 基本読書
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