私たちの生活を取り巻くさまざまな“モノ”をデザインする、プロダクトデザイナーの柴田文江(しばた・ふみえ/@Fnote)さん。家電や日用雑貨、ベビー用品など多彩な領域のプロダクトデザインに携わり、カプセルホテルのディレクションにも関わるなど幅広く活躍しています。 有機的な曲線美で、どこかやわらかな印象を与える柴田さんのデザイン。大切にしているのは「暮らしに定着すること」だといいます。その条件はどのように決まり、製品デザインへと落とし込まれていくのでしょうか。 新卒で入社した大手メーカーでのデザイナー時代から、仕事が少なく不安定だった独立直後。思い出を振り返りながら、そのキャリアの変遷とともに、自身のデザインに対する考え方がどのように進化してきたのかを語っていただきました。 柴田文江さん:Design Studio S(デザインスタジオエス)代表。プロダクトデザイナー。山梨県出身。武蔵野美術大