どういうわけか、同じようなタイプばかり好きになる。というか、似たようなタイプじゃないと、不思議とデートの回数を重ねることができない。 まず、基本的に相手の女の子は小柄だ。150cmくらいだろうか。一度は160cmだったことはあるが、それ以外の人はみんな平均身長以下だった。 もしかしたらこれは、自分の母も妹もそのくらいの身長で、隣を歩いているとしっくりくる、という理屈なのかもしれない。でも、ほかにも共通点がある。たとえば、弟か妹のいる長女であること。ナチュラルメイクか、メイクをほとんどしないこと。文学や漫画を大量に読んでいること。それから、イラスト・漫画・文章、とそれぞれ異なってはいたものの、何らかの形で創作活動をしていたとことだ。 これがどういう理屈なのかはわらかない。たとえば、自分は浮世離れしたタイプだから、きびきびと現実的なことばかり考えている女性とはそもそも会話が長続きしないのかもし