食料生産を圧迫せず、かつ環境負荷が小さい非硫酸プロセスを考案 ベンチプラントを製作し、原料からエタノール燃料までの一貫製造技術を確立 企業との密接な連携によって、持続可能な社会のための新エネルギー産業創出のシナリオを描く 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)は、平成19年度の新規産学官連携プロジェクト「産総研産業変革研究イニシアティブ」(以下「産業変革イニシアティブ」という)として、「中小規模雑植性バイオマスエタノール燃料製造プラントの開発実証」を開始した。本プロジェクトは、平成19年12月から平成23年3月までの約3年半のプロジェクトとして実施される。 本プロジェクトでは、産総研が考案・研究開発したバイオマス原材料の前処理技術を中心とした環境負荷の小さい非硫酸法によるエタノール燃料一貫製造プラントを構築し、多種多様なセルロース系バイオマス