「釈迦三尊像」クローン公開 アンジュルム和田「妄想が膨らむ」 披露された釈迦如来(左)と脇侍と呼ばれる立像(中央)。右は3Dプリンターでつくった型 Photo By 共同 奈良・法隆寺の国宝「釈迦(しゃか)三尊像」の再現に取り組む富山県の高岡、南砺両市などは21日、制作中の仏像を高岡市で公開した。伝統の鋳物と木彫り技術を用いて、単なるレプリカではなく、同じ成分の素材を使った「クローン仏像」を目指している。実現すれば、門外不出の文化財でもクローンを世界各地で展示でき、手触りまで楽しめる。 この日は、鋳造を終えた中央の釈迦如来(高さ87・5センチ)と両脇の脇侍(きょうじ)と呼ばれる立像や木製の台座などを組み立て前の状態で披露。東京芸大で表面の仕上げをし、秋ごろに完成させ、2016年度中に公開する予定という。 再現仏像は、東京芸大が法隆寺の釈迦三尊像から3次元データや成分データを取得。3