初めて対面したhideさんと真由子さんの様子。メッセージを添えて、店内に飾ってある(撮影/福井しほ) この記事の写真をすべて見る 1998年にX JAPANのギタリストhideが突然、この世を去ってから5月2日で20年となった。鮮やかな赤髪とイエローハートのギターで世界中を魅了した。hideの軌跡をたどるとき、一人の少女が浮かび上がる。難病であるGM1ガングリオシドーシスと闘っていた貴志真由子さんだ。世界で23例目の難病で、医師からは20歳まで生きるのは難しいと言われていた。闘病最中の95年、真由子さんは難病の子どもたちの夢を叶える団体「メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン」の支援で「憧れの人であるhideと会う」という夢を叶えた。 その後も2人の交流は続き、hideが亡くなった後もhideの仲間や関係者と密な時間を過ごしてきた。hideが亡くなった11年後、真由子さんも旅立った。そんな