ブックマーク / anond.hatelabo.jp (2)

  • 元旦から祖父母とインスタントラーメンをすする悲しさ

    「あんたは、なにちゃんだったっけか?」 孫である僕の顔を覗き込む祖母。 まさか自分がこんな、ドラマのワンシーンのような状況に遭遇することになろうとは… 驚愕、混乱、不安、そして、悲しみ。 当に色々な感情を抱いた時、人はどんな表情も作れないのだと、23にして初めて知った。 年末年始、母方の実家に帰ったときのことである。 「けんちゃんだったかしら」 「・・・そうだよ」 引きつりながら笑って頷く。 なんだ、びっくりした。自分の年齢に乗っかった新手のネタか。 これは一わされた。はっはっは。 最初のやり取りはそんな感じだった。 これが当にネタだったなら、どんなに心穏やかに新年を迎えられたことだろう。 おばあちゃんがボケた。 これまでとは違い、決定的に。 名前を聞いてきたことが、冗談ではなく気の確認作業だったのだと気付くのに時間はかからなかった。 当にボケていたのだと最初に確信した時、今ま

    元旦から祖父母とインスタントラーメンをすする悲しさ
    hawkingh
    hawkingh 2017/01/11
  • あの頃で止まったままの時計

    大学時代は、ある特殊な趣味に興じるサークルに入っていた。趣味を中心に過ごす日々はとても楽しくて、コレこそ人生という感じだったし、そこでは今まで続くありがたい友好関係を得ることができた。 大学を卒業して早数年、時間が過ぎて友人たちは大学生から会社員になった。そして僕もチョット変わった仕事をして、生活するようになった。仕事は自分に出来そうなことを選んで始めたものの、それなりに辛い。仕事で付き合う人間関係も辛い、というか表面だけのペラペラで心許せない感じが心を蝕んでいくのを感じる。大学卒業後、趣味は実質休止状態になっている。いまでも大学時代からの友人がときどき趣味に誘ってくれて、そのときだけは楽しめるが、一人でガンガン楽しんでいた大学時代の情熱は失われてしまった。 あの趣味は、今でも、好きです、当に。 チョット休んでいるだけなんだ。あるときから、全く仕事にも興味が持てなくなった。仕事はメシを

    あの頃で止まったままの時計
    hawkingh
    hawkingh 2016/08/31
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