人と鳥との大きな違いと言えばやはり彼らは「空を飛べる」という事だと思う。誰しも一度は「空を自由に飛んでみたい」と思った事ってないだろうか?仮に鳥から飛ぶ自由を奪ったらどうなるだろうか?恐らく生きてはいけないだろう。しかし飛べなくても一生懸命人生?を全うしたカラスがいた。そのカラスはハシブトガラスで左の翼が完全に折れていて垂れ下がっていた。私はこのカラスの事を「片羽ブト」と呼んでいた。 彼が公園に現われたのは今年の3月下旬だった。始めは遠慮がちに餌台の零れ落ちたヒマワリの種やリンゴを食べていた。他のカラスにもいじめられていた。一通り公園のカラスに制裁を加えられてある一定の場所に落ち着いた。その頃になると公園のカラス達にも「こいつは害なし」と判断されたのか誰もいじめなくなった。その内多くの人の目に触れて「可愛そうだね。何とかならないの?」などと良く言われた。しかし幾ら飛べないとはいえ捕まえる事
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