高校のときにソ連の国歌を耳にして、壮大なメロディとロシア語の響きの美しさに魅せられたのがきっかけで、ソ連やロシアが好きになりました。それで、運よく推薦枠をいただけた上智大学のロシア語学科に迷わず決めました。 会話の先生はもちろんロシア人でしたし、ロシア研究の最先端の先生方が、ご自身の手作りの教材や本国でしか手に入らないような文献を使って教えてくださることが、それまで一般向けの本で独学していた知識とはまったく違いました。教わるって大事なことだと、あらためて思いました。2年のときに学業優秀賞をいただいていますが、これは好きなことを勉強できるのが楽しくて、必修系の科目に全力を注いでだおかげだと思います(笑)。 外国語学部には「語劇祭」というイベントがあって、ロシア語とイスパニア語、ポルトガル語の3学科の劇団が、原語のお芝居を披露します。私はその劇団に所属して、1年のときに2週間、モスクワでの合宿