「国立デザイン美術館をつくる会」というものをご存知でしょうか? 国立デザイン美術館をつくる会 これは、デザイナーの三宅一生氏と、美術史家で現文化庁長官の青柳正規氏が 「日本が誇る伝統と技術を再確認し」 「すぐれたデザインを継続してアーカイヴし、日本の財産とし、次世代に継承するために」 「三宅一生、青柳正規が、日本におけるデザインの重要性についての教育普及活動を行い、国立のデザイン美術館設立に向けての機運を高めてゆくことを目的」 (設立趣旨書および規約より抜粋) として連名で設立した会とのことです。 設立趣旨書を読む限りでは、その意図としては歓迎すべきものなのですが、問題はその呼称にその存在意義を問われかねない致命的な問題を抱えている所にあります。 この会がつくろうとしているものが、英語表記では "A Design Museum Japan" としているのに対し、日本語表記では「国立デザイン