事故。 交通事故。 僕は轢かれた。 ぐちゃぐちゃになった。 そういうものに遭遇してしまって、目を開けると、目の前には女神がいた。 女神。 きれいな女神。 「異世界転生しますか?」 僕は頷いた。 目の前が真っ暗になる。 飛び交う悲鳴に僕は目を覚ました。 目を開ける。 目の前には村があった。 ファンタジーでよく見かける村。 僕は自分を見る。 ああ。 僕は宇宙になっていた。 「だ、誰かお助けをー!」 助けを求める声。 声のほうを向くと、年老いた宇宙がいた。 立派な見た目。 でもしわくちゃで、たぶん村長だ。 村長宇宙。 村長宇宙は涙ぐんでいて、泣きそうだ。 目を怪物に向けていて、僕も怪物のほうに目を向けた。 そこには見たこともないような怪物がいた。 とにかく、凄い怪物がいた。 怪物の前には人質がいた。 人質じゃない、 宇宙質がいた。 怪物のもとには誰もが一目でわかる、美少女の宇宙がいた。 カワイイ
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