この地頭信仰は異常だと思う。 特に受験産業などはこの信仰がベースにあるように思える。 たとえば、連立方程式や三角比などを使えば誰でも機械的に解ける問題を、つるかめ算や補助線などを使って小学校範囲内の知識で解くことが「賢い」とされるようだ。 大学入試に関しても、入試評論家とでも言うべき何の役に立ってるのかよく分からない人たちがいて、大学入試が易化すると学力低下がどうのこうのと嘆いている。 他にも、たとえばホワイトカラーの職業の入社面接で「自分を動物に喩えるなら」みたいなトンチの応酬が行われていて、それで合否が決まるのなんか、先進国では日本くらいのものだろう。 彼らにの価値観には以下の2つの前提がある。 技巧的な問題や難しい問題を解ける人が「地頭がいい」 その「地頭のよさ」が、大学なり会社なりで何らかの役に立つ もちろんこれには何の科学的根拠も無い。 学校の入試ではそれまでの課程の勉強の習熟度
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