「匠」という言葉を聞いてどんな姿を思い浮かべるでしょうか。ひとつの技術を磨き続けてきた人、あるいは伝統的な技法を守り続けている人をイメージするかもしれません。 しかし、移り変わりの激しいゲーム業界の匠は違いました。『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめ数多くの作品のデザインを手掛け、「ドット絵の匠」と呼ばれるスクウェア・エニックスの渋谷員子さんです。 家庭用ゲームの黎明期から35年以上にわたり活躍し続け、業界のレジェンドとも言われる存在ながら、「ドット絵のゲームが消えていっても感傷に浸る暇がない」ほど最先端を走り続けてきたという渋谷さん。新しい技術やトレンドを常に吸収して変化していく姿は、匠の言葉のイメージを見事に覆してくれます。その一方では「絵を描くことが大好き」というピュアな思いを貫く一途さも垣間見えるのです。 今や活躍のフィールドはゲームだけにとどまらず、渋谷さんのドット絵は再び
2022年10月と11月、札幌市内で留守宅を狙った高額窃盗事件が相次ぎ、それぞれの事件に関わったとして検挙された別々の窃盗グループが、いずれも被害者のSNSへの書き込みをもとに、留守宅に狙いをつけていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。 専門家は、年末年始に家を空ける際は夜間に照明がつく設定にするなど対策をとり、SNSで発信するのは旅先から戻ってからにするよう呼びかけています。 2022年10月、札幌市中央区で20代の女性が住むマンションの部屋に侵入し、現金およそ1300万円を盗んだとして知人ら2人が逮捕されました。 被害者の女性は旅行で数日間、留守にすることをインスタグラムに書き込んでいたということで、警察は2人がこの書き込みを読んで盗みに入ったとみて捜査しています。 また、11月には、札幌市中央区でマンションに住む会社役員の男性が食事に出かけている間に空き巣被害に遭い、
58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 実は、筆者は今年がんにかかった。それを受けてあれこれ考え、幾つか決断を迫られてみると、がん患者の状況は、投資の初心者が直面する問題とよく似ているのではないかと思った。今回気付いた、それぞれに共通する大事なことについてお伝えしたい。(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元) がん患者初心者になって 初めて分かったこと 2022年最後の記事である。筆者自身にとっての今年を振り返って、気付いたことを
2022年に炎上した企業関連の案件を振り返ります(写真左より性加害が報道された香川照之氏が登場していたトヨタイムズの紙面、右は社長のツイッターでの発言が波紋を呼んだ焼肉ライクの店舗外観) 2022年もそろそろ終わりだが、新型コロナの感染が収束の兆しを見せてきた一方、ロシアによるウクライナ侵攻、安倍元総理の殺害事件とその後の旧統一教会や国葬の問題、円安と物価高の進行など、波乱の多かった一年だった。 こうした出来事は、企業活動にも大きな影響を及ぼしているが、私の専門である広告・宣伝・PR関連においても、時代の変わり目を迎えていることを示唆するような出来事が多々あった。本稿では、「炎上案件」を中心に、時代の潮流を読み解きたい。 2022年に起きたのは、「炎上」というよりは「論争」 早速、広告・PR関係における2022年の「炎上案件」を振り返ってみよう。炎上に限らず、1年間のトラブルを一覧にしたの
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