2010年10月1日のブックマーク (3件)

  • SPICY!≪辛口小説談義≫ - *「馴れ合い」と「向上心」

    はっきり申しまして、私はオフでの知り合いには、小説を読ませたくないです。なんでって……、めちゃ恥ずかしい!! だから、昔からの友人で全部知ってるって人以外には、創作活動してることも、ヲタクってることも、秘密!! 自分の親にも兄弟にも見せられません。夫はまあ、そういうつながりで知り合ったのでさて置きとして。 学生みたく、「小説書いたからさ、掲示板にでも感想書いておいてよ」なーんて会話は、私にはないのです。 オンはオン、オフはオフ。それでええやん! って、考えなんですね。 だから、とりあえず、読んでくれる人がいて、「客観的な」ご感想などいただけたらめちゃハッピーなわけです。 第一、馴れ合いには飽きました。 昔、同人していたんですよ。恥ずかしながら。同人界では、まず、「馴れ合い」「褒めあい」が横行してます。ホントはそうでもないのに、「上手いですね」って、社交辞令のように言い合うんです。色々話を聞

    SPICY!≪辛口小説談義≫ - *「馴れ合い」と「向上心」
  • モノカキ魂 - 魂3◎「調べる」こと「経験する」こと

    創作していると、「壁」にぶつかるときがあります。どうしてもわからなくて、あちこちしらべまくるなんて、よくあることです。私は書く話が大抵真っ黒いもんですから、世の中のあまり知られていない部分を調べるのに大変苦労します。 該当する書籍を発掘するのが難しいので、新聞記事の切り抜きをせっせと行っています。興味のある記事を手当たり次第切り抜き、暇を見つけては項目ごとに整理し、きれいに貼って保管しておくのです。そうすれば自作資料のできあがり。面倒ですが、を買いに行く暇も借りに行く暇もないので、一番自分に合った資料の収集方法ではないかと思います。 かといって、ただ切り抜くだけでは何の意味もないので、目を皿のようにして全ての記事を見て、その上で取捨選択していきます。過去に切り取った記事と関連した項目は特に熱心に切り取りますし、興味がなくなったり、資料としてとっておくほど重要な内容でなければ、興味のある記

    モノカキ魂 - 魂3◎「調べる」こと「経験する」こと
  • アウトサイダーが見た図書館(10)〜誰のための「著作権」?

    「皆さん、よい百科事典や専門事典を買いましょう。また使い切りましょう。ウィキペディアを判断材料に使うようではダメです」。 先月、作家の花村萬月氏の話を聴く機会があった。『実践的な小説の書き方-執筆および選考の現場から-』と題し、京都の花園大学で開催された講演会である。生と死、暴力とエロスを類まれな生理感覚で描く花村氏。作品執筆の当事者として、著名な文学賞の選考委員として、生々しいまでの創作と評価の舞台裏を開陳してくださった。そのなかで、作家たちの「調べる」行為の熾烈さが語られたが、その際、発せられたのが文頭の言葉である。 まず、「小説は描写に尽きる」と断ったあとで、いかに調べものが大事かを示すために、ある文学賞選考会で最終選考に残りながら落選した応募作品を例に、次のとおり紹介された。 「その作品で、蛇のヤマカガシが出てくる場面がありました。描写記述で、“みどり色”としているのですが、選考委