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2010年7月9日のブックマーク (2件)

  • 小説の読み方指南=「フランケンシュタイン」+「批評理論入門」

    小説の読み方指南の良書、一冊で小説技法と批評理論の両方を俯瞰する。 読書は多々あれど、ほとんど対象はノンフィクションに限られる。つまり、すばやく情報を吸収し、的確に批判するためのハウツーを宣伝している。書店の平台に乗っているコピーのオリジナル、アドラー「を読む」を精読すれば事足りるかと→わたしのレビュー : 上から目線の「を読む」を10倍楽しく読む方法。 いっぽう、フィクション・小説だと話が違ってくる。小説の読み方を具体的にレクチャーするは少ない。「小説を読む」という行為は個人的な体験とされているため、客観性を求められる批評がしにくい(と思われがちだ)。また、小説技法を味わうには、一定量の"修練"が必要で、教科的に身につけられるものではないとされる。 例えば、石原千秋「未来形の読書術」(レビュー)や平野啓一郎「の読み方」(レビュー)あたりが小説読書指南として挙げられるが、

    小説の読み方指南=「フランケンシュタイン」+「批評理論入門」
  • 「能力のない人へ」ができるまで - Chikirinの日記

    今日は、先日書いた「能力のない人へ」というエントリができあがるまでのプロセスについて書いてみます。たまには“ちきりんブログの舞台裏”をお楽しみください。 きっかけは1ヶ月ほど前にみた“ガイアの夜明け”です。不振に陥った地方の旅館やホテルが、再建請負人の指導のもと事業を立て直すという特集でした。再建のプロと紹介されていたのは、関東近郊の人気ホテルやエンターテイメント施設の経営者で、再建ファンドに雇われて地方のホテルの再建指導をするとのこと。 舞台となる、とある地方ホテル。再建請負人(以下、再建リーダー)に指示された従業員達は必死になってコスト削減や売上増加策を考えるのですが、再建リーダーは週2回くらいしか現場にこられません。番組ではひとりの従業員に密着。彼は3日間ほとんど徹夜して、バス旅行のような企画をたてました。で、その案を東京からやってきた再建リーダーに説明。するとリーダー「これじゃ赤字

    「能力のない人へ」ができるまで - Chikirinの日記