ウクライナのポロシェンコ大統領は、東部で続く親ロシア派の武装集団との戦闘を今週中に停止するため、日本円で51億円余りの国の予算を新たに投入して、東部の軍事作戦に充てる方針を明らかにしました。 ウクライナのポロシェンコ大統領は就任翌日の今月8日、ヨーロッパやロシアの代表らと実務者レベルの協議を開き、東部で続く親ロシア派の武装集団との戦闘で犠牲者が増え続ける現状は容認できないとして、今週中の戦闘の停止を目指す考えを示しました。 ポロシェンコ大統領は10日、戦闘を終わらせるために日本円で51億円余りの国の予算を新たに投入して、東部の軍事作戦に充てる方針を明らかにしました。 この予算は、当初、大統領選挙の決選投票が行われる場合に備えて、国が確保していたものだということで、大統領は軍備の増強を進めてあくまでも今週中の戦闘の停止を目指す構えです。 しかし、東部ではウクライナ軍と親ロシア派の武装集団との