パレスチナ自治区ガザ地区の浜辺で遊ぶ子どもたち(2022年6月15日撮影)。(c)SAID KHATIB / AFP 【6月16日 AFP】子どもの権利保護を訴えるNGOセーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)は15日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に厳しい封鎖措置を取ってから今月で15年となるのに合わせて報告書を公表し、ガザの子どもたちの8割がうつや不安といった症状に悩まされていると明らかにした。 イスラエルは2007年6月、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)がガザ地区を実効支配したことを受けて同地区を封鎖。イスラエルとエジプトが、今も人と物の出入りを厳しく制限している。 報告書によると、子どもたちのメンタルヘルスは悪化の一途をたどっており、「うつ、悲嘆、不安」の症状を訴える子どもが2018年の55%から今では80%に増加したという