平成15年(2003年)10月、東海道新幹線の「品川駅」が開業しました。現在では(当分この先も)東海道新幹線で一番新しい駅ですが、何故わざわざ造られたのでしょうか?造った理由ですが、品川地域の住民の請願によるものではありません。JR東海が自ら進んで造ったのです。費用は全てJR東海負担です。造った主な理由は、列車のダイヤを組みやすくするためです。 上図が「東京駅」と「品川駅」の位置関係です。2駅の間にはこのように車両基地と連絡する路線が合流しています。そして車両基地と「東京駅」の間を回送列車が走ります。つまり、車両基地への連絡線との合流地点~「東京駅」の間には、営業列車と回送列車の両方が走ります。合流点より「新大阪」側は、より多くの列車を走らせられますが、両者が合流する区間は回送列車を走らせる分、これ以上(12、13本以上)営業列車の本数を増やすことが出来ません。合流地点より新大阪側は回送列