【ソウル=中野晃】韓国の大手紙・中央日報が、1945年8月の広島・長崎への原爆投下について「神の懲罰」などと表現したコラムを掲載、ソウルの日本大使館が抗議した。 コラムが掲載されたのは20日付で、筆者は同紙政治担当の論説委員。コラムは冒頭、「神は人間の手を借りて人間の悪行を処罰もする。もっとも厳酷な刑罰が大規模空襲だ」として第2次大戦時のドイツ・ドレスデンへの空襲と、広島・長崎への原爆投下を挙げ、「これらは神の懲罰であり、人間の復讐(ふくしゅう)だった」と表現。 さらに「ドレスデンはナチに虐殺されたユダヤ人の復讐だった。広島・長崎は日本の軍国主義の犠牲になったアジア人の復讐だった。特に、731部隊の生体実験に動員されたマルタの復讐だった」としている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジ