大学卒業後、地元和歌山で屋台を始める。その後上京し、有名チェーン店で店長を務め、2005年11月に東京・吉祥寺の屋台「sublime吉祥寺本町店」で独立。 2006年6月、株式会社サブライムを設立。 働く喜びと自分への挑戦。大人顔負けの少年時代 今、注目の株式会社subLime。東京の吉祥寺地区周辺に、屋台や個性的な店舗を次々に展開する会社だ。社長の花光雅丸氏は現在27歳。若者が吸い込まれる空間を次々に創り出してしまう、天性の起業家である。その奇抜な発想やユニークな着眼点は、「若さ」や「勢い」から生まれたものではない。根底にあるのはむしろ、強い信念とブレないビジネスモデルだった。 花光氏は3人兄弟の長男として1981年、和歌山県に生まれた。白浜海岸に近い南部町という港町で、高校時代までを過ごした。驚くのは小学校1年から卒業までの6年間、夕刊の新聞配達を続けていたということ。最初は祖父が営ん