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ブックマーク / at-aka.blogspot.com (4)

  • キーボード配列 QWERTY の謎 (安岡孝一, 安岡素子)

    「キーボード配列 QWERTY の謎」については一年前にレビューを書いた。けれど今読むと、レビューとして不十に思う。そこで、もう一度エントリーにしたい。 キーボード配列QWERTYの謎 安岡 孝一 安岡 素子 NTT出版 2008-03 Amazonで詳しく見る by G-Tools ぼくらがコンピューターのキーボードでよく見るキーの「ならび」。それを Qwerty 配列と呼ぶ。その配列は今から 140 年近く前に発明された「タイプ・ライター」に由る。ここまでは良く知られたこと。 そして少し詳しい人なら、次の二点もご存じと思う。 印刷工がよく使う文字を並べていたのを見て、参考にして配列を考えた 高速にタイプすると、バーが絡まってしまうので、わざと遅くなる配列にした 書は、上記二点が俗説であることを明らかにしている。その方法は、1800 年代に提出された特許から 500 近い各種論文を参照

  • Emacs 23.0.60 で T-Code の補助入力機能を使うための準備

    Emacs の開発版 (23.0.60 ブランチ) で T-Code (v2.3.1) を使おうとすると、 部首合成変換が使えない 交ぜ書き変換が使えない という不具合に直面する。 原因は、Emacs 23 が UTF-8 ベースになったため。対策は、部首合成変換辞書・交ぜ書き変換辞書の文字コードを EUC から UTF-8 に変えて、ソートし直す。以下、具体的な手順を書きませう。 T-Code のデータ・ディレクトリーを探す まず、辞書データを保存してある場所を特定する。 Emacs でコマンド「C-h v tcode-data-directory」を実行。そこに書かれている場所が、T-Code のデータ・ディレクトリーになる。 部首合成変換の対策 T-Code のデータ・ディレクトリーの中から、「bushu.rev」ファイルを開く ファイルの文字コードが UTF-8 にする。次のコマン

  • 「日本語入力 T-Code のススメ」〜 Google 日本語入力 TechTalk ライトニングトーク

    2010-10-23 (土) に、Google が主催する「Google 日本語入力 TechTalk」に参加した。 Google Japan Blog: イベントのお知らせ「Google 日本語入力 TechTalk 2010」 そして、飛び入りでライトニング・トークをやってきた。5 分ほどのライトニング・トークだったけど、発表資料と質問の答えをエントリーにしておく。 T-Code って何? T-Code は、いきなり漢字を直接入力する日本語入力。漢字変換の必要がない。 その入力する様はまるで「ルパン三世のタイトル入力」のように見える。 補足説明 ぼくらは英語入力をする時、26 のアルファベットと 10 の数字、あと少しの記号の位置を記憶して入力を行なっている。つまり、「a」という文字を打つには「a」というキーがどこにあるかを憶えていて、その対応関係を思い出して「入力」を行なっている (

    hchbaw
    hchbaw 2010/11/04
    > その入力する様はまるで「ルパン三世のタイトル入力」のように見える。
  • Qwerty キーボード配列はどうやって生まれたのか?

    パソコンのキーボードは、判で押したやうに「Qwerty 配列」が採用されている (例へぼくが Dvorak 配列愛好家だとしても、それは否定できない)。では、その「Qwerty 配列」はどうやって生み出されたのか? 実は、これが「謎」であり、誰にも分かっていない。 京都大学の安岡孝一氏は、特にこの問題に興味を持っておられて、過去の特許記録 (1800 年代のもの!) から各種論文を 500 近く参照し一冊のを書き上げた。 このを読むと、巷で良く言われる俗説: 印刷工がよく使う文字を並べていたのを見て、参考にして配列を考えた 高速にタイプすると、バーが絡まってしまうので、わざと遅くなる配列にした が嘘なことが良く分かる。 Qwerty 配列はいきなり出来たわけではないし、たった一人の手によって生み出されたものでもない。沢山の人が開発に関わり、様々な特許と思惑に翻弄されて、タイプ・ライター

    Qwerty キーボード配列はどうやって生まれたのか?
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