イラク西部アンバル州ラマディ市内で米主導の有志連合が行ったとされる空爆後、立ち上る煙(2016年2月3日撮影)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE 【12月9日 AFP】米主導の有志連合が2014年8月に開始したイラクとシリアでの軍事作戦をめぐり、米軍幹部は8日、これまでに殺害されたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」戦闘員が少なくとも5万人に上るとの見方を示した。 十数か国が参加している有志連合はイラクとシリアのISを標的に、航空機や小型無人機(ドローン)を用いた空爆を約1万6000回実施。その3分の2はイラクで行っている。これに加え、ISと戦う現地部隊に訓練や武器も提供している。 匿名を条件に語った米軍幹部は、5万人という死者数は控えめな推計だとしつつ、「(ISに)これほどの打撃を与えている点は重要だ」と言及した。 米軍幹部はまた、投下された爆弾のほぼ全てが精密誘導爆弾だ