ドイツ西部ケルンの大聖堂前で、大みそかの集団性犯罪事件に抗議する人々(2016年1月9日撮影)。(c)AFP/Roberto Pfeil 【1月11日 AFP】ドイツ西部ケルン(Cologne)の警察当局は10日、新年行事中に起きた移民の関与が疑われている暴力事件の被害届が516件に達し、うち4割が性犯罪絡みだったと発表した。移民・難民に寛容な政策を取ってきたアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相への突き上げが、さらに強まりそうだ。 被害届は前日発表の379件から急増した。複数の目撃者が、数百人の女性たちが痴漢行為やわいせつな言動、強盗をはたらこうとする集団から逃げ回る恐ろしい光景について証言している。警察では現在、容疑者19人を取り調べているという。 これに先立ち警察は、容疑者の大半が北アフリカ出身の難民申請者と不法移民だと発表している。 事件はドイツ全土に衝撃を与え、昨年