大人気アニメ「鬼滅の刃」の重要シーンでたびたび登場する独特の毛筆文字。開発したのは鹿児島県さつま町のフォントメーカー・昭和書体です。2022年3月に86歳で死去した坂口綱紀(こうき)さん(書家名・綱紀栄泉=つなのりえいせん)が長年営んだ看板制作会社が前身で、あるできごとをきっかけに2007年、フォントメーカーに転じました。取り扱う書体の多くは、栄泉さんが生前に書き残したものです。現在は栄泉さんの孫・坂口太樹(たいき)さん(37)が社長を務め、祖父の文字を多くの人に使ってもらおうと奔走しています。業態転換の経緯と「鬼滅」効果、会社のこれからについて聞きました。 始まりは祖父が始めた看板屋 昭和書体は、毛筆文字が専門の書体メーカーです。社長の太樹さん、父で会長の茂樹さん(64)を含め、4人が働いています。書体の販売代金が収入の柱で、購入後すぐ使える「ダウンロード版」と、郵送されるCD-ROMか
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