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2008年3月7日のブックマーク (1件)

  • 「ダンシング・ヴァニティ」の筒井康隆さん : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    新しい試み まだまだ 筒井康隆さんの新作『ダンシング・ヴァニティ』(新潮社)は、文章の反復を多用した異色の実験小説である。新しい試みに作家を駆り立てたものは、一体、何だったのだろうか。(待田晋哉) 「ねえ。誰かが家の前で喧嘩(けんか)してるよ」 書斎で働く美術評論家の〈おれ〉に、妹が伝える場面から物語は始まる。粗暴な男の乱闘や騒ぎを嘆く主人公の家族の描写がしばらく続いたかと思うと……。 「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」 また、同じ妹の言葉である。誤植か? 読み間違いか? 読者は混乱する。 「映画のことが頭にあった。映画はリハーサルをして何度も撮り直し、役者は繰り返し演じるうち登場人物と自己の一体化をはかる。それを小説に使えないかと考えた」 使う音の種類を徐々に減らしながら書いた小説『残像に口紅を』(中公文庫)、主人公の名前が変化する『夢の木坂分岐点』(新潮文庫)、そして今作。実験的な作

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    head 2008/03/07
    「仮に文学が終わるとしても、その前に人類の方が滅亡するよ」