結婚している知人から話を聞くと、「お小遣い制」で家計を回している家庭が、多く存在していることを知る。ここでいう「お小遣い制」とは、夫が妻に、夫の収入の全部または一部の管理を委託し、妻が生活にかかる支出のすべてを管理し、そのなかで夫に対して定期的に少額ずつ「お小遣い」(夫の裁量により使えるお金)を支給する、というようなシステムのことだ*1。この手法は、夫が主として働き、妻が専業主婦である場合に採用されやすいらしい。「お小遣い制」の場合、夫は自由になるお金が少ないことになるため、「へそくり」が発生しやすいと考えられる。 家計システムは、おそらく、世帯の数だけあるのだろう。ここで、私と私の妻が採用している方法を紹介したい。 私のところでは、「互助会システム」と言えそうな家計システムを採用している。これは、夫・妻それぞれの「財布」のほかに、「家計の財布」を用意し、夫婦がここに毎月決まった金額を入金