2007年ごろ、経済誌やネット関連メディアを大いににぎわせ、「次のインターネットの主役」とまで言われた3次元仮想空間「Second Life」が、メディアの表舞台から姿を消して久しい。 Second Life内に「SIM」(島)を構えて参入していた大企業も、ほとんどが撤退。「Second Lifeは失敗だった」――そんな論調で語られることもある。 だがSecond Lifeは終わっていない。企業の参入は急速に減ったが、アクティブユーザー数は着実に伸びている。日本のアクティブユーザー数は、ブーム当時の2~3倍。Second Life内の経済も成長しており、2008年年間で3億6000万ドル(約360億円)分の仮想通貨が流通している。経済メディアや大企業の失望とは裏腹に、コミュニティーは成長を続けているのだ。 07年当時のブームは何だったのか、今Second Lifeでは何が起きているのか。S
―Telegraph― 仮想空間「セカンドライフ」で知り合ったバーチャル彼氏を気に入り、現実世界でともに暮らそうと誘拐を企んだ女が逮捕されました。 この女は、米ノースカロライナ州に住むキンバリー・ジェーニガン(33歳)で、被害者となったデラウエア州に住む52歳の男性とは仮想空間の「セカンドライフ」で数ヶ月前に知り合いました。 2人が操るセカンドライフ内のカップルは、供述によると「完全な男女の関係(full-scale relationship)」にあったそうですが、現実ではもちろん赤の他人です。 ところが仮想と現実との区別が付かなくなったジェーニガンが男性といっしょに暮らすことを思いたち、思いの丈を打ち明けようとオフで会いますが、その後男性が急に彼女を避けるようになったといいます。しかしジェーニガンはこれにめげず、男性の勤務先をなんとか訊きだすと、ペンシルバニア州の職場にエアガンをもってあ
Second Lifeは「後の祭り」、ニコニコ動画は「いつでも祭り」、だからニコニコ動画は盛り上がる――2007年に話題になった2つのウェブサービスをこう表現し、その鋭い分析力で注目された日本技芸リサーチャーの濱野智史氏(詳細については記事「Second Lifeが閑散としてニコニコ動画が人気なワケ--カギはユーザー間の同期性」を参照)。ニコニコ動画は、複数のユーザーがまったく別の場所にいて、別の時間に動画を見ているにも関わらず、同じタイミングで一緒に動画を見て盛り上がるかのような感覚を覚える点が大きな特徴といい、この「擬似同期」感が今までのメディアにはなかった新しい点だと話す。 この擬似同期のメリットとは何か。また、この手法はほかのサービスでも応用できるのだろうか。濱野氏に話を聞いた。 ニコニコ動画の「擬似同期性」のポイントは、「同期」と「非同期」という、本来であれば矛盾する性質が両立し
左からスクウェア・エニックスの和田洋一社長、スマイルラボの伊藤隆博社長、ニフティの和田一也社長。スマイルラボの伊藤社長は、NHN JAPANハンゲーム事業本部長や、リアルネットワークス取締役事業本部長などを経て、社長に就任した スクウェア・エニックスとニフティは3月17日、アバターを操作したり、カジュアルゲームが楽しめる2D仮想空間の開発・運営で提携すると発表した。スクエニが全額出資した新会社を通じ、今夏にサービスを始める予定だ。 新サービスは、仮想空間上でアバターを操作し、ユーザー同士が交流したり、無料ゲームをプレイできる。仮想通貨を使ってアバターアイテムを購入できるほか、音楽・動画の再生、ブログやメール機能などにも対応する予定だ。 サイトはFlashで構築し、低スペックのPCから楽しめるようにする。スマイルラボの伊藤隆博社長によると、新サービスは「かわいいSecond Lifeのような
ニューヨークにある私立大学Rensselaer Polytechnic Institute校(以下RPI)が3月10日(太平洋標準時間)、4歳児程度の推理能力を持つセカンドライフBOT(ボット:自動操縦機能で操られるアバター)「エディ」を発表した。 RPIは1824年に創立されたアメリカで最も古い技術系の4年制大学で、セカンドライフに関する研究も行ってきた。 同大学の研究グループは、先日行われた人口知能に関するカンファレンスにてこの「エディ」を発表。エディは人間の操るアバターのチャットに受け答えすることができ、4歳児に行う知能テストレベルの質問を推理して正しい答えを導き出すことができるという。 下の動画では研究者2人のアバター「Micah」と「Hugin」がエディの記憶力について実験している様子が映し出されている。エディはまずはじめに「Micah」が「A」の箱にクマのぬいぐるみを入れる
ニワンゴが運営する動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」の勢いが止まらない。 当初YouTubeなど外部サイトの動画にコメントを付けられるサービスとして開始したものの、アクセス数が伸びすぎてYouTubeから接続を遮断される事態に。その後、動画投稿サービス「SMILEVIDEO」を自社で開始し、猫が土鍋の中で眠る「ねこ鍋」や、音声合成ソフト「初音ミク」を使った楽曲など、ニコニコ動画発のヒットコンテンツも数多く生まれている。3月5日には「ニコニコ動画(SP1)」という名称に変わり、これまで会員でないと見られなかった動画も、提携サイトに掲載して誰でも見られるようにした。会員数は3月に560万人に達し、今後は、他社とは違う「明後日(あさって)の方向へ進化」すると打ち出している。 CNET Japanではニワンゴの取締役管理人であり、2ちゃんねるの管理人「ひろゆき」としても知られる西村博之
マグスルは2月28日、仮想世界サービス「Second Life」において、アバターの行動解析を行うASPサービス「simANALYZER」の提供を21日より開始したと発表した。 simANALYZERは、マグスルと博報堂DYグループ i-ビジネスセンター 3Dインターネットラボが共同で開発したアクセスログ解析ASPサービス。 Second Lifeに独自方式のセンサーユニットを設置することでアバターの行動を解析し、企業がプロモーションエリアの運営を行うために必要な情報を提供する。 Second Lifeのセンサーユニットの機能では、1センサーで16名までしか捕捉できないため、アクセスが集中した場合などにデータが残らないという問題があったが、同サービスでは、少数のセンサーでエリア全体をカバーし、短時間にアクセスが集中した場合でもデータを取得することができる。 また、3次元グラフを用いたアクセ
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