渡辺公三『闘うレヴィ=ストロース』(平凡社新書)を読んだ。 レヴィ=ストロース生誕100年に向けて準備していたけれど完成が 遅れ、出版されたタイミングはちょうど逝去直後だったという… 結果としてそうなってしまった本。 新書の容量のなかで、レヴィ=ストロースの長ーいキャリアを辿る となると、当然駆け足にならざるを得ないんだけれど、おおまかな 仕事内容はつかめるように構成されています。…まあ、私は頭が 悪いので、入眠剤としてちょうど良い本でもあったということを 正直に告白しておきましょう(笑)。 若い時代には、社会主義に傾倒していたんだなあ。初めて知りまし た。 思想的に大きな意味では変節や転向をせず、後の仕事にもつながっ ていったというのは…結果的なものであるにせよすごいことです。 100年間、ブレないのだからι * 読んでいて個人的に思ったのは…料理が嫌いで、衣食住に基本的に 興味がなく、