さよならスタンフォード、ただいま日本《若手記者・スタンフォード留学記 40・最終回》(1) - 09/06/17 | 08:10 過去10カ月にわたって続けてきたスタンフォード留学記も、ついに最終回を迎えることになりました。「留学記」というタイトルにもかかわらず、連載が進むにつれ、オピニオン色が強くなってしまいました。ご容赦ください。 今回は、過去2年間のスタンフォード生活の総括として、私が得た教訓と収穫を5つ紹介させていただければと思います。 アメリカの学生が勉強する3つの理由 1つ目の教訓は、アメリカの学生も日本の学生も、素材としては特に差はないということです。 私の所属していた学科は、さまざまな学部の授業を履修することが可能であったため、過去2年、経済学部、政治学部、ビジネススクールなど、多くの学部の授業を受けるチャンスがありました。 たとえば、今学期に履修した、ジョン
東京・神田神保町の三省堂書店本店。ここでちょっとした“異変”が起きている。『資本論』の著者、カール・マルクスの関連本が前年比4倍も売れているのだ。今年に入りマルクス関連本の新刊が相次いだことに加え、「雇用情勢が悪化したタイミングから急に売れ始めた」(売り場担当者)。 マルクス、アダム・スミス、ケインズ……。100年に一度といわれる経済危機の中で、経済学の分野では先哲が再び脚光を浴びている。 経済書だけではない。そのほかのジャンルでも、新刊の不振を尻目に、古典が堅調だ。岩波書店では全社の売り上げが下がりつつある中、古典タイトルの多い岩波文庫は横ばいを堅持。プラトン『ソクラテスの弁明』、夏目漱石『坊っちゃん』、ルソー『エミール』といった古典が根強い人気を誇る。 出版界は今、新訳ブームだ。きっかけは、2006年に発行された光文社古典新訳文庫『カラマーゾフの兄弟』。ロシアの文豪、ドストエ
山崎光夫 わたしは食卓に常に酢を置いて万能液として愛用している。その酢は酒粕(さけかす)100%の醸造酢である。 この醸造酢は、昭和五十年代ころまでは、かなり出回っていたものの最近では"絶滅"してまず見かけない。わが家でも子どものころから愛用していて、わたしには懐かしい家庭の味である。 酒粕は酒を絞ったあとの、いわば廃品だから、米で造る米酢よりかなり安く製造できた。ところが、現在では酒屋が酒粕を甘酒にしたり酒粕として売って収益があがるようになって、酒粕を放出しなくなった。このため酢屋は酒粕自体を入手できなくなった。最近では、酒粕に変えて、仕方なしに大麦エキスを材料に使い出しているという。 また、この酒粕酢は酒粕を瓶に入れて三年間置いてから造る。長期間寝かせて熟成させるのである。その昔、原料は安く調達できたが、三年寝かせるから、どうしても手間ひまはかかった。それでも昔の酢屋は
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