1993年NHKスペシャル放送のドキュメンタリー『チベット死者の書』がジブリ学術ライブラリーから初DVD化。宮崎駿監督が繰り返し見て感銘を受けた作品。ダライ・ラマ法王の単独インタビューを収めた特典映像付。 チベット語の原題 「バルド・トドゥル」(Bardo Thodol) 「チベット死者の書」は、チベット語で書かれた経典を、アメリカの人類学者(エバンス・ヴェンツ)が英語に翻訳するときにつけた題名(The Tibetan book of the Dead)に由来しています。 しかし、チベット語の原題「バルド・トドゥル」の意味している内容はすこし違い、そのなかに生と死に関する深遠な考え方がこめられていました。 この経典は、死に臨む人の耳元で死の直前から、死後四十九日間にわたって、えんえんと語り聞かされる物語なのです。 チベット語の“バルド”は中間の状態を表し、“トドゥル”は耳で聞いて解脱すると