メディア系の製品やサービスでは、この5〜10年ほどの間に「I」や「You」といった名前を冠したものが大きな勢力を持つようになっています。製品やサービスの名前には、それに込められた思いやコンセプトが色濃く反映するものです。こうした「人称代名詞」とネット上でのサービスについて、かなり荒い考えですが、思いついたことを書いてみます。 「I」のメディア 「I」のつくメディアの製品・サービスといえば、まずはiPodとiTunesです。これらは楽曲の購入や携帯機器への取り込みの仕方をガラリと変え、ユーザーの自由度を飛躍的に高めました。セットになった2つの「I」で、"自分仕様"の携帯音楽プレイヤーが簡単に作れるようになったのです。 それ以降も、AppleはiPhoneやiPadなどを出して行きますが、他社でも、BBCがオンデマンドによるネット配信サービスをiPlayerと命名し、任天堂も最新型の携帯ゲーム