2012年12月12日に北朝鮮がミサイルを発射した件について、「結局今までと同じようなこと」と言っている専門家やメディアがいます。 しかし今回このタイミングでのミサイル発射の意味は、今までのそれとは全く違います。今回はそのことについて、詳しくまとめておきたいと思います。 北朝鮮は強力な外交カードを手に入れた 今回の北朝鮮のミサイル発射は、世界が驚きました。というのは、北朝鮮は世界に対して「技術的な問題があるから発射を延期する」とわざわざ発表し、ミサイルを一旦取り外すという絵まで見せていたからです。実際、日本政府も「発射はしばらく先になる」という見方をしていました。 ところが実際には密かに予備弾を用意してあり、それを深夜のうちに発射準備を進め、世界をあざむく形でミサイルを発射してみせたのです。 この「世界をあざむくことに成功した」というところがポイントです。 独立研究所の青山繁晴さんは、関西