──とはいえ、富野監督の次の作品を期待しているファンは多いです。現在発表されている劇場版「ガンダム Gのレコンギスタ」への意気込みを教えてください。 意気込みはありません。 劇場版「G-レコ」も、僕が「やるぞ」と言ったものをバンダイ(ナムコアーツ)が受けてくれたという点ではほかの作品と違うように見えるかもしれないけど、ちょっとニュアンスが違いますね。まずテレビ版をオンエアする環境やビジネスの仕方を考えたときに僕は異常だと感じたんです。それを改善するためにどうすればいいかと考えて、行き着いたのが劇場版という形でした。 ──どういう風に異常と感じたのか、具体的に教えていただけますか。 つまり「巨大ロボットものを深夜にオンエアしてどうするんだ」ということです。 営業や販売の人は「深夜のオンエアでも、今の視聴環境なら観る人は観てくれる」と言います。 確かに深夜にこっそりオンエアしても、商売になって
![ガンダム富野監督「巨大ロボットものを深夜にオンエアしてどうするんだ」「Gレコはテレビ版は試作品で劇場版が本編」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7c534be7e411d713f66c8e57360fb4ca4bdd6e67/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog-imgs-119.fc2.com%2Fy%2Fa%2Fr%2Fyarakan%2Fphoto11s.jpg)