5000万件の年金番号の件で、マスコミや野党の説明ぶりがやや不必要に不安を煽ることになっているような気がする。 5000万件とはなにかというと「だれかの年金手帳に載っているが、オンライン上のその人の基礎年金番号に統合されていない年金番号」のことだ。 つまり消えているのではなく、だれかの年金手帳に載っている番号であり、ミスでそうなったのかといえば、大部分はミスでも何でもない。 平成九年に基礎年金番号ができるまで、年金番号は二億件あったのだ。 なぜ、人口よりも多い数の年金番号があったかといえば、それまでは仕事を変わるたびに年金番号が新しくついたから。 かつては、厚生年金の人が転職すると転職先で新しい厚生年金番号がついた。 国民年金の人が就職すると厚生年金番号が新しくつく。国民年金の人が就職し、厚生年金番号がつき、退職して国民年金になるとまた新しい番号がつく。 国民年金の人が他の市町村に