かれこれ2年以上続くコロナ禍で、外食市場は壊滅的な打撃を受けている。特に「3密」の元凶とされ、酒類提供を規制された居酒屋業界の経営難は深刻だ。 日本フードサービス協会の調べによると、居酒屋市場は2019年度に1兆円あまりの市場規模があったが、2020年度に5700億円程度、2021年度には2700億円程度に激減。これによって大手居酒屋チェーンは実に2000店舗以上の閉店に追い込まれた。 そんな苦境続きの中、店舗数も減らさず見事に立て直しを図っている居酒屋チェーンがある。主力の焼き鳥ほかドリンクなど“全メニュー均一価格”を売りに全国615店舗を展開する「鳥貴族」だ。いったいなぜ、逆風のコロナ禍を乗り切れたのか──。鳥貴族ホールディングス(HD)の大倉忠司社長に、アフターコロナの拡大戦略とともに聞いた。(聞き手/中村芳平:外食ジャーナリスト) コロナ直撃を受けた居酒屋業界 ──2020年から続
![なぜ「鳥貴族」はコロナで壊滅状態の居酒屋業界でいち早く回復できたのか 大倉忠司社長が語る「筋肉質経営」「値上げ」「チキンバーガー店」の狙い目 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3abdb57a21f183cfe0d0b5354dbd9c883f3baa2c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2Fe%2F1200mw%2Fimg_3ea06fc97cf7c5fc0d631ce99f09eefa45051.jpg)