小林の思考回路を覗き見して、パーツをつなぎ合わせていくような楽しさ 劇作家、パフォーミングアーティストであり、ラーメンズの活動でも知られる小林賢太郎、初となる個展『小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展』が10月5日まで東京・表参道のスパイラルガーデンで開かれている。展覧会タイトルが内容をストレートに説明しているが、コントや演劇の度に自ら多くの絵を描き、セットの一部を作り、小道具をデザインしてきた小林の世界観を垣間見ることができる。 『小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術展』展示風景 いや、世界観、ではないか。本人は「ここにあるのはプラモデルのパーツのようなものだから、当初は見せることに躊躇いもあったんだけど……」と漏らす。なるほどたしかに、小林の思考回路を覗き見して、差し出されたプラモデルのパーツを鑑賞者の頭の中で勝手につなぎ合わせていくような楽しさに満ちた展示だ。会場
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