(左上)住民の管理組合「六甲倶楽部」が所有するクラブハウス(左下)クラブハウスに隣接するテニスコート(右上)クラブハウス内に設けられたトレーニングルーム(右下)分譲開始間もないころのパンフレット=いずれも北区柏尾台 1区画当たりの敷地面積の平均は約500平方メートル(約150坪)。まちは美しく清掃され、街路樹の手入れも行き届いている。1日2回、管理員が巡回し、地区内に設置された計7台の防犯カメラが、不審者に目を光らせる。新神戸トンネルの箕谷ランプ近くに広がる神戸市北区柏尾台。いつしか人はこのまちを「北区のビバリーヒルズ」と呼ぶようになった。どんな豪邸が建ち、どんな人が暮らしているのか。早速、調査を始めた。(西竹唯太朗) 柏尾台は1980年に東京の不動産会社が中心となって開発し、93年から分譲が始まった。当時の本紙記事には土地建物価格(平均)1億円前後とある。 「やはり、億ションやったんや」