布団の上で平民金子の「ごろごろ、神戸。」を読んでいると、ごろごろ神戸2の章に収録されている「ファンタジー」が素晴らしくてやられてしまった。 ごろごろ、神戸。 作者:平民金子 発売日: 2019/12/10 メディア: 単行本 特に冒頭の、子どもが地面のあたたかさを確かめる描写が良すぎて『良すぎるやろ…』とそのまんまのことを思いながら何度も読み返した。自分が子どものころ、お好み焼き屋で熱々に熱された鉄板を目の前にして、親に「触ったら火傷するで」と言われながらも本当に熱そうには思えなくて、実際に触ったところ大変熱くてワンワン泣いたことを思い出した。サボテンとかもトゲあるのに触ったりしたな。あのころは確かに、実際に触れることで世界の形を確かめていた。そしてふと「ごろごろ、神戸。」は書籍版よりも神戸市ホームページに掲載されているウェブ版のほうが写真がたくさん載っていることから、ウェブ版で読んでもこ