小説作品を見ていくとき ──冒頭はどんなかんじか? ──結末はどんなかんじか? が気になったりします ガルシア=マルケスの『百年の孤独』の 冒頭と結末を見てみることにー 小説には場所や時代、主人公の設定があるけれど それを紹介する文ではじまるのは、つまらないかも それはなぜかというと 読者は、作者個人が何を予定しているか、を知りたいわけではなく 物語、作品を味わいたいからです 以前自分で考えたことだけれども・・・ 『プルースト評論選1』③~作家の思考? http://kuzukiria.blog114.fc2.com/blog-entry-26.html で、プルーストの 「書物は孤独の産物であり、沈黙の嫡子である。 沈黙の嫡子は、能弁の嫡子とはなんの関係もない。」 について考えて、そこでの一応の結論として ・作者の個人的な思考、意見、心、意図などが 作品に混入するべきではない ・優れた作