はじめに タイトルを見て、「はて?何を言ってるんだろう」と思った方もいるでしょう。 その通りです。通常、抽象構文木(AST)を取得するには、「ASTを取得する方法を調べる」で解説したように、go/parserパッケージの関数を使ってソースコードをパースする必要があります。 しかし、この記事では温かみのある手入力をすることで、日頃なんとなく取得しているASTがどういうノードで構築されているのか、最低限必要なフィールドは何なのかということを改めて知ることを目的としています。 なお、この記事を書いた時のGoの最新バージョンは1.7.4です。 今回作るコード 今回はかのプログラム言語Cやプログラミング言語Goで有名なHello, Worldを出力するプログラムを作りたいと思います。 具体的には、以下のようなコードです。 なお、せっかくなので、ここではGoっぽく、Hello, 世界としています。 p