エドワード・ライス在日米軍司令官は21日、東京都内で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し「在日米軍司令官は幅広い種類の部隊を維持すべきであり、沖縄の海兵隊は非常に重要な抑止効果を持つ」と述べ、米海兵隊の沖縄駐留継続の必要性を指摘した。 ライス司令官は、沖縄の海兵隊は「近接さの利点があり、ほかの部隊が持たない重要な能力を持ち、必要な攻撃力を生み出せる」と述べ「われわれが抑止したいと考えている相手は、海兵隊が駆け付ける時間、距離、能力、日米同盟の強さを見ている」と指摘。海兵隊が沖縄から移転した場合に、中国や北朝鮮に対する抑止力が弱まるとの判断を示した。 ライス司令官は約2年半の任期を終え、近く離任する。(共同)
政府・与党は21日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が衝突の模様を撮影したビデオテープの国会提出について、来月中旬に横浜市で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議以降に先送りする方針を固めた。 菅直人首相が議長を務め、中国の胡錦濤国家主席の来日が予定されているAPEC前に提出すると、中国側の反発を招く可能性があると判断したためだ。 ビデオは巡視船「みずき」と「よなくに」がそれぞれ衝突時に撮影した。ビデオを見た前原誠司外相によると、「明白に中国漁船がかじを切って体当たりをしてきた」といい、公務執行妨害容疑で中国人船長を逮捕した日本側の主張を裏付ける証拠となる。 衆院予算委員会は13日、全会一致でビデオ提出を要求することを決議した。ビデオを保管する那覇地検は20日、横路孝弘衆院議長から提出要求があったことを明らかにしている。 ただ、政府・与党内には「早期に国会提
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