島友貴。身長172cm、体重59kg、チン長12cm、適応係数17%、宮澄見里の弟、群青送りにされた姉を追って外障枠を使い群青学院入りした重度のシスターコンプレックス。このレポートは、普段あまり語られることの無い友貴の真の姿を追ったものである。 友貴を調査するにあたって我々が注目したのはその適応係数の低さだ。外障だと本人は言っているが、シスコン隠しの建前であるのは明白である。それに屋上で見せた、愛する姉の象徴ともいえるアンテナを徹底的に破壊し、薄笑いを浮かべながら糾弾する様はまさに狂気。係数が一般人レベルとは到底考えがたい。 そこで我々は一つの仮説を立てた。「友貴の群青色は通常の適応試験では判別できないのではないか」と。推測するに適応試験とは ”健常者達”が自分たちに危害を加える危険人物を探し出す為に作り出した試験 であるから、特定の人物(友貴の場合姉)に危険が及ぶシスコンには対応出来なか