3話についてしっかり書く余裕がないまま、4話の放送日になってしまった。無念。今回は軽いテイストでご勘弁頂きたい。3話は裁判所を舞台とした法廷ものであった。演出は塚原あゆ子から竹村謙太郎にバトンタッチ。編集のスピード感はグッと抑えられ、室内撮影が中心。やや地味な印象になりそうなものだが、それでも抜群におもしろいのは、各キャラクターの実存が視聴者に浸透しているからだろう。気の弱そうな坂本さん(飯尾和樹)が中堂(井浦新)をパワハラで訴訟なんていう展開には思わず声を出して笑ってしまった。正味5分も登場していない坂本さんのこの行動に「意外」と思えるというのは、それほどキャラクターを効率よく書き込めているということなのだ。「逃げるは恥だが役に立つ」を地でいくクレバーなミコト(石原さとみ)も最高だが、3話は何と言っても煩悩の数ほどのクソの語彙力を持つ男・中堂、中堂系に尽きます。ミコトに「感じ悪いですよ」