運転免許証を自主返納していたにもかかわらず、車を運転し、男子高校生をはねたとして、群馬県警太田署は13日、太田市飯田町の会社役員、伊藤智治容疑者(80)を自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)容疑で逮捕した。 逮捕容疑は、13日午前8時20分ごろ、太田市飯塚町の市道で、無免許で軽トラックを運転し、公園の駐車場に入ろうと左折した際、自転車で通学中の大泉町の高校1年の男子生徒(15)をはね、軽傷を負わせたとしている。伊藤容疑者は「(公園で開催していた)グラウンドゴルフ大会に行きたくて運転してしまった」と容疑を認めている。 太田署によると、伊藤容疑者は今年4月、身体機能の衰えを理由に、免許を返納していた。同居の親族に車の送迎を頼んでいたが、この日は親族が不在だったという。【神内亜実】